あおいのうえ【葵の上】
源氏物語の女主人公の一人。光源氏の最初の妻。六条御息所(みやすどころ)の生き霊に苦しめられ、夕霧を出産後、急死。 謡曲。四番目物。源氏物語による。世阿弥が古作を書き改めたもの。 箏曲。山田...
あずさ‐みこ【梓巫女】
梓弓(あずさゆみ)の弦を打ち鳴らして神霊・生き霊・死霊などを呼び寄せ、自分の身にのりうつらせて託宣をする女。いちこ。口寄せ。
いち‐こ【市子/巫女/神巫】
1 神霊・生き霊(りょう)・死霊(しりょう)を呪文を唱えて招き寄せ、その意中を語ることを業とする女性。梓巫(あずさみこ)。巫女(みこ)。口寄(くちよ)せ。 2 神前に奉仕して、神楽(かぐら)を奉...
おん‐りょう【怨霊】
受けた仕打ちにうらみを抱いて、たたりをする死霊または生き霊。
きゅう‐き【窮鬼】
1 貧乏神。「これらの外道—は、鍾馗(しょうき)の力をかりても退くる事難し」〈読・英草紙・一〉 2 生き霊。〈色葉字類抄〉
しょう‐りょう【生霊】
「生き霊」に同じ。
し‐りょう【死霊】
死者の霊魂。また、死者の怨霊(おんりょう)。しれい。⇔生き霊(りょう)。
せい‐はく【生魄】
1 《「魄」は月の光らない部分》陰暦16日の月。既望(きぼう)。 2 たましい。生き霊。
でい‐がん【泥眼】
能面の一。目に金泥を塗った女面。元来は「海士(あま)」「当麻(たえま)」などの菩薩(ぼさつ)に、のちには、「葵上(あおいのうえ)」「鉄輪(かなわ)」などの女性の生き霊(りょう)にも用いる。
もの‐の‐け【物の怪/物の気】
人にとりついて祟(たた)りをする死霊・生き霊・妖怪の類。