いり‐びゃくしょう【入(り)百姓】
江戸時代、荒れ地などの多い村で、他村から移住させて耕作にあたらせた農民。→入(い)り小作
うら‐びゃくしょう【浦百姓】
中・近世、漁村の住民をいう語。また、本百姓(一般の農民)に対して、漁業に従事する住民をいう。
おお‐びゃくしょう【大百姓】
多くの田畑を所有している百姓。豪農。
おさ‐びゃくしょう【長百姓】
「乙名百姓(おとなびゃくしょう)」に同じ。
おとな‐びゃくしょう【乙名百姓/長百姓】
近世の村落での主だった百姓のこと。多くは名主(なぬし)・庄屋に次ぐ地位にあった。おさびゃくしょう。
かど‐びゃくしょう【門百姓】
地主の門わきの長屋などに住み、地主の雑用を務めるかたわら小作をした農民。門屋(かどや)。
こ‐びゃくしょう【小百姓】
わずかばかりの田畑を保有する農民。
こまえ‐びゃくしょう【小前百姓】
⇒小前
そう‐びゃくしょう【惣百姓】
1 室町時代、惣に属する農民。 2 江戸時代、本百姓のこと。
たかもち‐びゃくしょう【高持百姓】
⇒本百姓(ほんびゃくしょう)