こう【糠】
[音]コウ(カウ)(呉)(漢) [訓]ぬか 米のぬか。「糠粃(こうひ)/糟糠(そうこう)」
ぬか【糠】
1 玄米などを精白する際に果皮・種皮などが破けて粉になったもの。こめぬか。飼料や漬物などに用いる。 2 「糠味噌(ぬかみそ)」の略。 3 接頭語的に用いて、ごく細かいこと、また、はかないこと、む...
ぬか‐あぶら【糠油】
糠からとった油。食用にするほか、石鹸(せっけん)の原料などに用いる。こめあぶら。
ぬか‐あめ【糠雨】
霧のような細かい雨。霧雨。こぬかあめ。
ぬか‐えび【糠蝦】
ヌマエビ科の甲殻類。川や沼の水草の間にすみ、体長3センチくらいで、黒褐色または青褐色。本州中部以北に分布。干しエビにする。
ぬか‐か【糠蚊】
双翅(そうし)目ヌカカ科の昆虫の総称。体長約1ミリ、黄褐色。他の昆虫から吸血したり花から蜜を吸ったりする種もあるが、人畜から吸血する種も多い。寒地や湿地に多く、薄明・薄暮に活動。めまとい。まくな...
ぬか‐きび【糠黍】
イネ科の一年草。道端などに生え、高さ約1メートル。全体に柔らかく、毛はない。秋、暗紫色の穂が離れ離れにつく。
ぬか‐くぎ【糠釘】
1 きわめて小さい釘。 2 「糠に釘」の略。
ぬか‐ご【糠子】
ヌカカの別名。
ぬか‐づけ【糠漬(け)】
糠に塩をまぜたものに野菜や魚を漬けたもの。また、糠味噌(ぬかみそ)漬けのこと。