こそっ‐と
[副]人目につかないようにするさま。こっそりと。「—耳打ちする」
こちょ‐こちょ
[副] 1 指先などで細かくまさぐるさま。「—(と)くすぐる」 2 すばやく動きまわったり、耳もとで小さな声でしゃべったりするさま。「子供が何か—(と)耳打ちする」
じ‐ご【耳語】
[名](スル)口を相手の耳に当てて小声で話すこと。また、その話。耳打ち。「互に—して気を揉み居たるの、最中なりしに」〈竜渓・経国美談〉
でんごん‐ゲーム【伝言ゲーム】
複数人が一列または輪になって、題となる言葉を、先頭の人から順に隣の人に耳打ちで伝えていき、最後の人まで正確に伝えられるかどうかを競う遊び。同じ要領で、絵を描いて伝える遊びにもいう。
にじり‐よ・る【躙り寄る】
[動ラ五(四)]座ったままじりじりとひざで進み寄る。「火鉢のそばに—・る」「—・って耳打ちする」
みみ‐こすり【耳擦り】
[名](スル) 1 人の耳もとで小声でささやくこと。耳打ち。「下女は暗い中で私に—するように」〈漱石・硝子戸の中〉 2 あてつけを言うこと。あてこすり。「いろいろの—、はしたないこと聞きてはゐぬ...
みみ‐そしょう【耳訴訟】
耳もとへ口を寄せて話すこと。耳打ち。「旦那へ—して」〈滑・続膝栗毛・一一〉
みみ‐だんごう【耳談合】
耳打ちをして話し合うこと。耳相談。「大事なきことを深くとりなし、—なんどをして」〈甲陽軍鑑・一三〉
耳(みみ)を打(う)・つ
1 強く耳にひびく。「雨の音が—・つ」 2 耳打ちをする。「たしかに見届けおいたゆゑ其方(そち)に今—・つ」〈浮・娘気質・三〉