あか‐うま【赤馬】
1 赤毛の馬。 2 火事または放火をいう語。 3 月経をいう花柳界の語。
いき【粋】
[名・形動]《「意気」から転じた語》 1 気質・態度・身なりなどがさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気があること。また、そのさま。「—な姿」「—な柄」「—な店」⇔野暮(やぼ)。 2 人情の機微...
いき‐すじ【粋筋】
1 粋な方面。花柳界。「—に通じた人」 2 男女の情事。色恋沙汰。「夫人から、昨日の—を聞かせられた」〈花袋・妻〉
えん‐すけ【円助】
1円のこと。明治・大正期、花柳界での隠語。
おおしま‐ぶし【大島節】
民謡の一。明治初期、伊豆大島野増(のまし)村の茶もみの作業歌だったという。のち、各地の花柳界に紹介され、座敷歌となった。野増節。
おんじゅう‐きょう【温柔郷】
遊里。花柳界。「—の歓楽につかれて青山流水の清淡に接したくなった為」〈荷風・あめりか物語〉
かくれんぼ
斎藤緑雨の短編小説。明治24年(1891)刊。お坊ちゃん育ちの青年が、花柳界の悪色事師になるまでを描く。
かりゅう‐の‐ちまた【花柳の巷】
花柳界。遊里。
かりゅう‐びょう【花柳病】
《花柳界で感染することが多いところから》性病。性感染症。→性行為感染症
きれい‐どころ【綺麗所】
花柳界の芸者をさす語。また、着飾った美しい女性。きれいどこ。「—を並べる」