あげ‐すど【揚げ簾戸】
1 門柱に楣(まぐさ)を渡して竹製の編み戸をつり、上へ突き上げて開くようにつくった門。主に茶室の露地に中門(ちゅうもん)として用いる。 2 上へ突き上げて開くようにつくった竹製の編み戸。城門など...
あじろ‐てんじょう【網代天井】
杉や檜(ひのき)を網代に編んで張った天井。主に茶室に用いられる。
あん‐じゅ【庵主】
《古くは「あんしゅ」とも》 1 庵室の主人。 2 僧で庵室を構えている者。特に、尼寺の主である尼僧。 3 茶の湯で、草庵の茶室の主人。
アンダーソン‐にほんていえん【アンダーソン日本庭園】
《Anderson Japanese Gardens》米国イリノイ州北部の都市ロックフォードにある庭園。1978年、実業家J=アンダーソンの邸宅につくられた池泉回遊式の庭園で、数寄屋造の茶室があ...
あんらく‐あん【安楽庵】
三重県専修寺境内にある茶室。千道安と織田有楽の共作で、両者の名を1字ずつとって庵名としたという。 京都誓願寺竹林院に安楽庵策伝が開いた庵。
いしだん‐いし【石段石】
1 茶室の庇(ひさし)の下に踏み段として据えた石。自然石を用い、沓脱(くつぬ)ぎ石と踏み段石(二番石)を高低二段に置く。 2 日本庭園の中の踏み石。自然石を用い、大小とりまぜて並べる。
いなか‐や【田舎家】
1 田舎の家。また、粗末な家。田家(でんか)。 2 茶室などにするために建てた田舎風の家。
うぐいす‐がき【鶯垣】
クロモジの木で造った編み目の細かい柴垣(しばがき)。茶室の庭などに用いられる。
うち‐ろじ【内露地/内路地】
茶庭で、二重露地の場合、中門(ちゅうもん)を境にして、茶室に至るまでの内側の庭のこと。→外露地(そとろじ)
うら‐せんけ【裏千家】
千家流茶道の分派の一。千利休の孫宗旦(そうたん)の四男宗室を開祖とする。宗室が父から譲られた隠居所今日庵(茶室)が本家の裏手にあたるので、この称がある。裏流。裏。