ほうらい【蓬莱】
中国の神仙思想に説かれる三神山の一。山東半島の東方海上にあり、不老不死の薬を持つ仙人が住む山と考えられていた。蓬莱山。蓬莱島。よもぎがしま。 富士山・熊野山など霊山・仙境の異称。 熱田...
ほうらい‐おり【蓬莱織】
縦糸に濃淡2色または4色の糸、横糸に1色の絹糸を用いて浮き文様を織り出した織物。
ほうらい‐かざり【蓬莱飾り】
関西で、新年の祝儀の飾り物の一。三方(さんぼう)の盤の上に白米を盛り、熨斗鮑(のしあわび)・搗(か)ち栗・昆布・野老(ところ)・馬尾藻(ほんだわら)・橙(だいだい)・海老(えび)などを飾ったもの...
ほうらいきょく【蓬莱曲】
北村透谷の劇詩。明治24年(1891)刊行。
ほうらい‐さん【蓬莱山】
「蓬莱」に同じ。 「蓬莱」に同じ。 1 「蓬莱飾り」に同じ。 2 「蓬莱台」に同じ。
ほうらい‐しだ【蓬莱羊歯】
イノモトソウ科の常緑シダ。高さ20〜30センチ。葉柄はつやのある黒褐色。葉は羽状に細かく分かれ、羽片はゆがんだ扇形で、先端に胞子嚢(ほうしのう)群がつく。亜熱帯から熱帯に広く分布。園芸用に栽培される。
ほうらい‐だい【蓬莱台】
1 蓬莱山をかたどって作った山形の台。その上に、松竹梅・鶴亀・翁(おきな)と嫗(おうな)などを取り合わせて飾り、祝儀に用いるもの。蓬莱山。 2 「蓬莱飾り」に同じ。
ほうらい‐ちく【蓬莱竹】
イネ科の竹。高さ約5メートル。節から多数の枝を出し、葉は先がとがり、枝の両側に並ぶ。中国からインドシナの原産で、暖地で栽培される。土用竹。
ほうらい‐とう【蓬莱島】
「蓬莱」に同じ。
ほうらい‐の‐しま【蓬莱島】
「蓬莱」に同じ。「竜頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)の舟に載せて、—をぞ求めける」〈太平記・二六〉