あ【亜】
日本の詩雑誌。大正13年(1924)11月、安西冬衛、北川冬彦、滝口武士らが中心となり中国の大連で創刊。短詩、新散文詩の試みなど、昭和初期の日本のモダニズム詩の発展につながる実験的作品の発表の場...
あい‐いく【愛育】
[名](スル)かわいがって育てること。「此詩体を—したる諸君に向って感謝の意を表する者なり」〈独歩・独歩吟〉
あいいろのひき【藍色の蟇】
大手拓次による詩集。昭和11年(1936)、作者の没後に刊行。
あい‐えん【哀艶】
[形動][文][ナリ]美しさの中に悲しみの感じられるさま。「あわただしき花の名残の—なるかたも」〈藤村・雅言と詩歌〉
あい‐ぎん【愛吟】
[名](スル)好きな詩歌などを折にふれて口ずさむこと。
あい‐し【哀詩】
悲しい事柄や心を詠んだ詩。
あい‐しょう【愛誦】
[名](スル)ある詩歌や文章などを好んで口ずさむこと。
あいじょう【愛情】
《原題、(スペイン)Ternura》ミストラルの第二詩集。1924年マドリードで刊行。処女詩集「荒廃」の〈ゆりかご歌〉の章の作品に、子供のための作品を加えて編纂しなおしたもの。別邦題「いつくしみ...
あい‐ちょう【哀調】
詩・歌・音楽などにただようもの悲しい調子。「—を帯びた旋律」
アイティア【(ギリシャ)Aitia】
紀元前4世紀ごろのギリシャの詩人・学者、カリマコスの著作。各地の祭礼や習俗の由来を歌った詩集で、断片が残存。別邦題「縁起詩集」。