たい‐はい【退廃/頽廃】
[名](スル) 1 衰えてすたれること。くずれ荒れること。廃頽。「旧家が—する」 2 道徳的な気風がすたれて健全な精神を失うこと。「—した社会」
たいはい‐げいじゅつ【退廃芸術】
《(ドイツ)Entartete Kunst》ナチス‐ドイツが、愚劣で非道徳的なものとして排斥した近代美術作品のこと。表現主義・新即物主義・ダダイスム・シュールレアリスムなどの作品が美術館や収集家...
たいはいしまい【退廃姉妹】
島田雅彦の長編小説。第二次大戦後の東京で、自宅を進駐軍向けの慰安所にして生き抜こうとする姉妹の姿を描く。平成17年(2005)刊。翌年、第17回伊藤整文学賞受賞。
たいはい‐てき【退廃的】
[形動]道徳的にくずれて不健全なさま。デカダン。「—な時代の風潮」
たいはいのこんげんについて【退廃の根源について】
小田切秀雄による文芸評論。昭和28年(1953)「思想」誌に発表。日本のプロレタリア文学運動を文学史の中に再定義する試み。
たいはい‐は【退廃派】
⇒デカダンス