かた‐かんせつ【肩関節】
肩にある関節。肩甲骨と上腕骨で構成される。
かんじく‐かんせつ【環軸関節】
第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)の歯突起によって形成される関節。頭部を回旋させる働きを持つ。
かん‐せつ【関節】
[名]骨と骨とを連接させる可動性の結合部。周囲を結合組織の膜が包み、内側には滑液が入っていて潤滑油の役をする。 [名](スル)関節または関節状の連結部で結合していること。「大腿骨と—する骨」
がく‐かんせつ【顎関節】
側頭骨と下顎骨を連結する、左右一対の関節。頭蓋にある唯一の関節。側頭骨と下顎骨の間にある、関節円板という骨より柔らかい繊維組織がクッションの役割を果たし、下顎の複雑な動きを可能にしている。
きょうさ‐かんせつ【胸鎖関節】
胸骨と鎖骨とがつくる関節。
こ‐かんせつ【股関節】
大腿骨(だいたいこつ)と骨盤とを連結する関節。髀臼(ひきゅう)関節。
しつ‐かんせつ【膝関節】
ひざの関節。膝蓋骨(しつがいこつ)・大腿骨(だいたいこつ)・脛骨(けいこつ)から成り、人体の関節では最も大きい。ひざの屈伸を行う。ひざかんせつ。
シャルコー‐かんせつ【シャルコー関節】
《Charcot joint》神経障害による関節の障害で、糖尿病・脊髄癆(せきずいろう)・脊髄空洞症などで起こる。関節が腫(は)れ、変形するが、痛みを感じない。
じょうとうしゃく‐かんせつ【上橈尺関節】
橈骨と尺骨がつくる関節。肘関節(ちゅうかんせつ)を構成する関節の一つで、前腕の回内・回外を行う。ひじの曲げ伸ばしには直接関与しない。
じんこう‐かんせつ【人工関節】
機能が著しく低下した関節を再建するために用いられる医療用器具。また、その処置のこと。人工関節の素材にはポリエチレン・セラミック・合金などが用いられる。