めい‐ぼく【面目】
「めんぼく(面目)」に同じ。「限りなき—を広めむと」〈宇津保・楼上上〉
めん‐ぼく【面目】
1 世間や周囲に対する体面・立場・名誉。また、世間からの評価。めんもく。「—を保つ」「—をつぶす」 2 物事のありさま。ようす。めんもく。「従来と異なった—を呈する」
面目(めんぼく)が立(た)・つ
名誉が傷つけられずに保たれる。顔が立つ。「このままでは私の—・たない」
面目(めんぼく)次第(しだい)も無(な)・い
申し訳が立たず顔向けできない。めんぼくない。「こんな結果になってしまって—・い」
めんぼく‐だま【面目玉】
「面目1」に同じ。「—を踏みつぶすから」〈志賀・赤西蠣太〉
めんぼく‐な・い【面目無い】
[形][文]めんぼくな・し[ク]恥ずかしくて顔向けできない。めんもくない。「失態を演じて—・い」
面目(めんぼく)丸潰(まるつぶ)れ
体面・名誉がひどく傷ついて、他人に顔向けできなくなること。
面目(めんぼく)を一新(いっしん)・する
ようすをすっかり改める。また、それまでの低い評価をすっかり変えさせる。「満点を取り—・する」
面目(めんぼく)を失(うしな)・う
自分の名誉に傷をつける。体面をそこなう。「仲裁に失敗して—・う」
面目(めんぼく)を施(ほどこ)・す
評価を高める。体面・名誉を保つ。「優勝して—・す」