なかむら‐はじめ【中村元】
[1912〜1999]インド哲学者・仏教学者。島根の生まれ。昭和32年(1957)「初期ヴェーダーンタ哲学史」で学士院恩賜賞受賞。昭和48年(1973)、東洋思想の研究機関である東方学院を創立。...
なつめ‐そうせき【夏目漱石】
[1867〜1916]小説家・英文学者。江戸の生まれ。本名、金之助。英国留学後、教職を辞して朝日新聞の専属作家となった。自然主義に対立し、心理的手法で近代人の孤独やエゴイズムを追求、晩年は「則...
ナンセン【Fridtjof Nansen】
[1861〜1930]ノルウェーの探検家・政治家。北極をフラム号で探検し、1895年、北緯86度14分の地点まで到達、北極地方が海洋であることを立証。第一次大戦後は難民救助などに活躍し、1922...
にじゅうごにち‐さま【二十五日様】
《その忌日が陰暦正月25日であるところから》浄土宗で、法然の敬称。
ノースロップ【John Howard Northrop】
[1891〜1987]米国の生化学者。ペプシンなどの結晶化に成功し、酵素の実体がたんぱく質であることを確定。1946年ノーベル化学賞受賞。
ハイデッガー【Martin Heidegger】
[1889〜1976]ドイツの哲学者。キルケゴール、ディルタイの解釈学の影響のもとに、フッサールの現象学を発展させた。哲学の対象である存在は、実存を通してのみ理解可能であるとする、基礎的存在論と...
スペンサー【Herbert Spencer】
[1820〜1903]英国の哲学者・社会学者。進化論に基づき、宇宙・生物・心理・社会・道徳の諸現象を総合的に説明。また、認識の相対性を主張し、実在の本性は不可知であるとした。主著「総合哲学体系」。
バークリー【George Berkeley】
[1685〜1753]英国の哲学者。主観的観念論の代表者。「存在するとは知覚されることである」と主張。ロックの経験論を観念論の方向へ転回させた。著「人知原理論」など。
パウンド【Roscoe Pound】
[1870〜1964]米国の法学者。プラグマティズムの立場から、法を相対立する諸利益の調整によって社会を統制する技術体系であると主張した。著「コモン‐ローの精神」「法哲学入門」など。
パーニニ【Pāṇini】
前5〜4世紀ごろのインドの文法学者。古典サンスクリット語の文法を研究。その集大成である全8巻の「パーニニ文典」(アシュターディヤーイー)によりインド文法学の基礎を確立。