イエスキリストの解説 - 小学館 デジタル大辞泉

[前4ころ〜30ころ]キリスト教始祖パレスチナナザレ大工ヨセフと妻マリアの子として生まれた。30歳ごろバプテスマのヨハネから洗礼を受け、ガリラヤ神の国の近いことを訴え、宣教を始めた。ペテロなど12人の弟子と活動を続けたが、ユダヤ人に捕らえられローマ総督により十字架刑に処せられた。その死後3日目に復活したと確信した弟子たちはイエスをメシア(救世主)と信じ、ここにキリスト教が始まった。イエズス。キリスト。ジーザス=クライスト。

[補説]「イエス」は、神は救いである、の意のヘブライ語のギリシャ語形「イエスース」から。「キリスト」は、ヘブライ語で油を注がれた者の意の「メシア」にあたるギリシャ語「クリストス」からで、元来はイスラエルの王をいう称号であるが、当時待望する救世主をも意味していた。

イエス=キリスト」に同じ。

[補説]「基督」とも書く。

[宗教・思想]の言葉

[キリスト教・ユダヤ教の人物]の言葉

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