あさか‐ごんさい【安積艮斎】
[1791〜1861]江戸後期の儒学者。別号、見山楼。岩代(いわしろ)の人。佐藤一斎・林述斎に学び、のち昌平黌(しょうへいこう)教授。著「艮斎文略」「見山楼詩集」など。
あさだ‐じろう【浅田次郎】
[1951〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、岩戸康次郎。自衛隊などさまざまな職業を経て作家となる。ピカレスク小説、歴史小説など多彩な作風で人気を博す。「鉄道員(ぽっぽや)」で直木賞受賞。他に「地...
いけだ‐ずいせん【池田瑞仙】
[1734〜1816]江戸後期の幕府医師。周防(すおう)岩国の人。和蘭(オランダ)外科を修め、痘瘡(とうそう)の流行に際してその治療で名を挙げた。著「痘科弁要」「痘診戒草」など。
いしい‐ももこ【石井桃子】
[1907〜2008]児童文学作家・翻訳家。埼玉の生まれ。戦後「岩波少年文庫」の編集に携わる。ミルン著「クマのプーさん」や、マーク=トウェーン著「トム=ソーヤーの冒険」など、多くの英米児童文学を...
いしかわ‐たくぼく【石川啄木】
[1886〜1912]歌人・詩人。岩手の生まれ。本名、一(はじめ)。若くして「明星」に詩を発表し、与謝野鉄幹に師事。口語体3行書きの形式で生活を短歌に詠んだ。評論「時代閉塞の現状」、歌集「一握の...
いたがき‐せいしろう【板垣征四郎】
[1885〜1948]陸軍大将。岩手の生まれ。関東軍参謀として満州事変に主導的役割を果たした。近衛・平沼内閣の陸相、支那派遣軍総参謀長を歴任。第二次大戦後、極東国際軍事裁判でA級戦犯とされ、絞首刑。
いぬい‐とみこ
[1924〜2002]児童文学作家。東京の生まれ。本名、乾富子。岩波少年文庫の編集のかたわら創作活動に従事。「うみねこの空」で昭和40年度(1965)野間児童文芸賞受賞。他に「ツグミ」「ながいな...
いわい‐はんしろう【岩井半四郎】
歌舞伎俳優。屋号、大和屋。 (初世)[1652〜1699]大坂の人。通称、長四郎。座元と立役を兼ねた。 (4世)[1747〜1800]江戸の人。俳名、杜若(とじゃく)。通称、お多福半四郎。岩...
きっかわ‐ひろいえ【吉川広家】
[1561〜1625]安土桃山・江戸初期の武将。元春の三男。毛利氏支藩の岩国藩吉川氏の祖。関ヶ原の戦いでは徳川氏に内通し、戦後、宗家毛利氏の領国周防(すおう)・長門(ながと)両国の保全に功があった。
きむら‐たいけん【木村泰賢】
[1881〜1930]仏教学者・インド哲学者。岩手の生まれ。東大教授。著「印度六派哲学」「阿毘達磨(あびだつま)論の研究」など。