かわかみ‐はじめ【河上肇】
[1879〜1946]経済学者・社会思想家。山口の生まれ。京大教授。マルクス(主義)経済学の研究・紹介に努め、大学を追われた。のち、日本共産党に入党、検挙されて入獄。著「資本論入門」「経済学大綱...
かわさき‐きゅうえん【川崎九淵】
[1874〜1961]能の大鼓方(おおつづみかた)。葛野流(かどのりゅう)宗家預かり。愛媛の生まれ。近代の大鼓の名人で、地拍子理論を確立した。芸術院会員。
かわしま‐たけよし【川島武宜】
[1909〜1992]法学者。岐阜の生まれ。東大教授。民法・法社会学の研究に業績を残す。著作に「日本人の法意識」「科学としての法律学」「日本社会の家族的構成」など。平成3年(1991)文化功労者。
かわしま‐ひろもり【川島広守】
[1922〜2012]官僚。福島の生まれ。昭和17年(1942)内務省に入り、警視庁警備局長時代には、大学紛争・安保闘争の警備を担当。内閣官房副長官を経て、同59年プロ野球セリーグ会長に就任。そ...
かわち‐せんすけ【河内仙介】
[1898〜1954]小説家。大阪の生まれ。本名、塩野房次郎。長谷川伸に師事し、同時代の社会現象に取材した大衆小説を執筆。「軍事郵便」で直木賞受賞。他に「わが姉の記」「遺書」など。
かわばた‐やすなり【川端康成】
[1899〜1972]小説家。大阪の生まれ。「新思潮」に発表した「招魂祭一景」で認められ、横光利一らとともに「文芸時代」を創刊。新感覚派として出発。日本ペンクラブ会長。文化勲章受章。昭和43年(...
かわばた‐りゅうし【川端竜子】
[1885〜1966]日本画家。和歌山の生まれ。本名、昇太郎。初め洋画を学び、渡米後に日本画に転向。壮大豪放な表現を理想とし、会場芸術としての日本画を唱えて院展を脱退、青竜社を結成。終生、在野の...
かんき‐たくろう【神吉拓郎】
[1928〜1994]小説家・放送作家・エッセイスト。東京の生まれ。NHKで放送台本を手がけた後、都会的なタッチの小説・エッセーを発表。食通としても知られる。「私生活」で直木賞受賞。他に「ブラッ...
ガンジー【Mohandās Karamchand Gāndhī】
[1869〜1948]インド独立運動の指導者。ロンドンに学び、南アフリカで人種差別反対運動を指導したのち帰国。国民会議派を率いて民族解放・独立のためのスワラジ(自主独立)・スワデシ(国産品愛用)...
キージンガー【Kurt Georg Kiesinger】
[1904〜1988]ドイツの政治家。1966年キリスト教民主同盟(CDU)と社会民主党(SPD)の「大連立」を実現させ自ら西ドイツ首相に就任。SPDのブラント副首相兼外相とともに東方外交を展開...