ぞうあみ【増阿弥】
室町前期の田楽師。新座に所属し、世阿弥と張り合った名手。生没年未詳。
ぞうが【増賀】
[917〜1003]平安中期の天台宗の僧。橘恒平の子。比叡山で良源に顕密を学んで諸国を遊行。のち多武峰(とうのみね)に入って修行。著「玄義鈔」。
ぞうき【増基】
平安中期の歌人。天暦(947〜957)のころの比叡山の僧と伝えられる。号、庵主(いおぬし)。歌は「後拾遺集」「新古今集」などにみえる。家集「増基法師集(庵主)」。生没年未詳。
ぞうよ【増誉】
[1032〜1116]平安後期の天台宗の僧。修験道に通じた。京都聖護院の開山。四天王寺・広隆寺・園城寺を歴住し、熊野三山検校(けんぎょう)から天台座主(ざす)になった。
ぞうろく【蔵六】
[1822〜1877]江戸末期から明治初期の陶工。京都の人。姓は真清水(ましみず)。五条坂に開窯。青磁・染め付けを得意とした。