あべ‐かずしげ【阿部和重】
[1968〜 ]小説家。山形の生まれ。映画監督を目指し上京、自主映画製作のかたわら小説を書き始める。「グランド・フィナーレ」で芥川賞受賞。他に「アメリカの夜」「ABC戦争」「無情の世界」など。
イエス‐キリスト【Jesus Christ】
[前4ころ〜30ころ]キリスト教の始祖。パレスチナのナザレの大工ヨセフと妻マリアの子として生まれた。30歳ごろバプテスマのヨハネから洗礼を受け、ガリラヤで神の国の近いことを訴え、宣教を始めた。ペ...
イクナートン【Ikhnaton】
エジプト第18王朝第10代の王アメンホテプ4世の別名。在位、前1377〜前1358。多神教と神官の専横を嫌い、アモン信仰を捨てアトン崇拝を始め、名もイクナートン(アトン神をよろこばせる者の意)に...
いずも‐の‐おくに【出雲阿国】
阿国歌舞伎の創始者。出雲大社の巫女(みこ)の出身で、慶長(1596〜1615)ころ京に上り歌舞伎踊りを始めたという。歌舞伎の祖とされる。生没年未詳。 [補説]書名別項。→出雲の阿国
いばらぎ‐のりこ【茨木のり子】
[1926〜2006]詩人。大阪の生まれ。本姓、三浦。昭和22年(1947)ごろから詩作を始め、昭和28年(1953)川崎洋らと「櫂(かい)」を創刊。ヒューマニズムにあふれる詩風で知られる。代表...
いふくべ‐あきら【伊福部昭】
[1914〜2006]作曲家。北海道の生まれ。独学で作曲を始め、道庁勤務のかたわら制作したオーケストラ「日本狂詩曲」で注目される。以降、アイヌなどの民族音楽を取り入れた独自の作風を展開。昭和21...
えい‐きゅう【瑛九】
[1911〜1960]洋画家。宮崎の生まれ。本名、杉田秀夫。新時代洋画展に加わり、自由美術家協会結成に参加。戦前より抽象作品を始め、フォトデッサンを創始。日本の前衛美術の先駆者の一人。戦後は、版...
かく‐かい【郭隗】
中国、戦国時代の燕(えん)の政治家。昭王に人材を集める方法を問われ、「まず私を登用しなさい」と答えたことで有名。生没年未詳。→隗(かい)より始めよ
かねはら‐ひとみ【金原ひとみ】
[1983〜 ]小説家。東京の生まれ。父は翻訳家金原瑞人(みずひと)。小学・中学・高校と不登校を続けるが、早くから小説を書き始める。「蛇にピアス」でデビュー、芥川賞受賞。
きざき‐さとこ【木崎さと子】
[1939〜 ]小説家。満州の生まれ。本名、原田正子。フランス、アメリカに十数年滞在。帰国後創作を始め、「青桐」で芥川賞受賞。他に「裸足」「沈める寺」「緋の城」など。