りかがくけんきゅうしょ【理化学研究所】
物理・化学の研究およびその応用などの研究を目的に、大正6年(1917)財団法人として設立された機関。第二次大戦後、株式会社科学研究所となったが、昭和33年(1958)政府の出資を得て特殊法人理化学研究所として整備された。平成15年(2003)文部科学省所管の独立行政法人として再発足。平成27年(2015)国立研究開発法人理化学研究所となる。企業や大学との共同研究、知的財産権等の産業界への技術移転も視野に入れ、知的財産戦略センター、新興・再興感染症研究ネットワーク推進センター、放射光科学総合研究センター、次世代スーパーコンピューター開発実施本部などを開設している。本所は埼玉県和光市。理研。
りかがくようガラス【理化学用ガラス】
理化学用の実験器具に用いられるガラス。耐薬品性、耐熱性に優れ、膨張率が低いことが要求される。パイレックスガラスや類似の組成をもつガラスが用いられる。
はっせいさいせいかがくそうごうセンター【発生再生科学総合センター】
理化学研究所の一部門である多細胞システム形成研究センターの旧称。
出典:青空文庫
・・・ときは、何某の教授が理化学の講座へ立揚ったごとく、風采四辺を・・・ 泉鏡花「露肆」
・・・病院の薬局や、学校の理化学室や、工場なぞの、薬品から火が出たのや、・・・ 鈴木三重吉「大震火災記」
・・・の日常生活に関係した理化学的知識が一般に日本の婦人よりも進んでいる・・・ 寺田寅彦「家庭の人へ」