すす【煤】
1 有機物の不完全燃焼によって生じる炭素の黒い微粒子。「ストーブから—が出る」 2 煤煙とほこりが一緒になって天井などについたもの。「天井の—をはらう」 3 「煤色(すすいろ)」の略。
す・す【煤す】
[動サ四]すすける。「難波人葦火焚(た)く屋の—・してあれど己(おの)が妻こそ常(とこ)めづらしき」〈万・二六五一〉
す‐す【為為】
[連語]《動詞「す(為)」の終止形を重ねたもの》しつつ。しながら。「梓弓末に玉巻きかく—そ寝なななりにし奥をかぬかぬ」〈万・三四八七〉
すす‐いろ【煤色】
煤の色。薄い墨色。すす。
すすき【薄/芒】
1 イネ科の多年草。山野に群生し、高さ約1.5メートル。秋、茎の頂に十数本の枝を出し、黄褐色から紫褐色の大きい花穂をつける。これを俗に尾花といい、秋の七草の一。葉・茎を屋根をふくのに用いた。かや...
すすきだ【薄田】
姓氏の一。 [補説]「薄田」姓の人物薄田泣菫(すすきだきゅうきん)薄田研二(すすきだけんじ)薄田隼人(すすきだはやと)
すすきだ‐きゅうきん【薄田泣菫】
[1877〜1945]詩人・随筆家。岡山の生まれ。本名、淳介。蒲原有明(かんばらありあけ)とともに近代詩の一時代を画した。詩集「暮笛集」「ゆく春」「白羊宮」、随筆集「茶話(ちゃばなし)」など。
すすきだ‐けんじ【薄田研二】
[1898〜1972]新劇俳優。福岡の生まれ。本名、高山徳右衛門。築地小劇場に入り、のち新築地劇団で活躍。第二次大戦後、新協劇団などを経て東京芸術座を結成。
すすきだ‐はやと【薄田隼人】
⇒岩見重太郎(いわみじゅうたろう)
すすきの【薄野】
札幌市中央区の繁華街。狸小路に隣接し、飲食店が多い。