えぞ【蝦夷】
古代、北陸・関東北部から北海道にかけて居住した人々。大和政権から異民族視され、大化の改新後は朝廷の征討によってしだいに北方に追われ、しばしば抵抗した。えみし。 ⇒蝦夷地(えぞち)
えびす【夷/戎】
《「えみし(蝦夷)」の音変化》 1 「蝦夷(えぞ)」に同じ。「その国の奥に—といふものありて」〈今昔・三一・一一〉 2 都から遠く離れた未開の土地の人。田舎者。「かかることは—、町女(まちめ)...
えびす【恵比須/夷/戎/恵比寿/蛭子】
《「夷(えびす)」と同語源》古くは豊漁の神。のち七福神の一人として、生業を守り、福をもたらす神。狩衣(かりぎぬ)・指貫(さしぬき)・風折烏帽子(かざおりえぼし)をつけ、右手に釣りざおを持ち、左わ...
えみし【蝦夷】
「えぞ(蝦夷)」の古称。
か‐い【華夷】
《「華」は中国、「夷」はえびす》中国からみて、中国と外国。文明の地と野蛮未開の地。
かるだい【伽留陀夷】
《(梵)Kālodāyinの音写》仏弟子の一人。修行僧としてふさわしくない行いが多く、そのため仏が戒律を制定したという。
がい‐い【外夷】
外国や外国人をいやしめていう語。「—の患(かん)」
きた‐えぞ【北蝦夷】
サハリン(樺太(からふと))の古称。
きゅう‐い【九夷】
昔、中国の漢民族が東方にあると考えた九つの野蛮国。畎夷(けんい)・于夷(うい)・方夷・黄夷・白夷・赤夷・玄夷・風夷・陽夷をいう。
きんのう‐じょうい【勤王攘夷/勤皇攘夷】
⇒尊王攘夷(そんのうじょうい)2