けん‐い【険夷/嶮夷】
けわしいことと、平らなこと。険阻と平坦。険易。
こぶし【辛夷/拳】
モクレン科の落葉高木。山野にみられ、葉は幅広の倒卵形。春、葉より先に、大形の香りのある白色の6弁花をつける。秋に実が熟すと裂けて赤色の種子が垂れ下がる。名は、つぼみが子供の握りこぶしに似ているの...
し‐い【四夷】
1 古代中国で、自国を中華というのに対し、四方の異民族をさしていう語。東夷・西戎(せいじゅう)・南蛮・北狄(ほくてき)の総称。 2 四方の服従しない民。「武を以ては—の乱を定(しづ)む」〈平治・上〉
しで‐こぶし【幣辛夷/四手拳】
モクレン科の落葉小高木。葉は長楕円形で、春、葉の開く前に紅がかった白色の大形の花をつける。中国の原産で、庭木にする。ひめこぶし。《季 春》
しょう‐い【焼夷】
焼き払うこと。
しん‐い【辛夷】
コブシ・タムシバなどの花のつぼみ。乾燥させて、漢方で頭痛や鼻炎などに用いる。
じゅう‐い【戎夷】
《もと、漢文化の中心の「中華」に対して周辺の民族を軽蔑して呼んだ語》文化のおくれた民族。えびす。夷狄(いてき)。
じょう‐い【攘夷】
外敵を追い払って国内に入れないこと。→攘夷論
せい‐い【征夷】
未開の民族を征討すること。特に、蝦夷(えぞ)を征討すること。
せい‐い【西夷】
1 西方に住む未開の民族。西戎(せいじゅう)。 2 江戸末期、西洋人を卑しんでいった語。