かすがの‐まんじゅう【春日野饅頭】
厚めに作った皮の上面にヒノキの葉の模様を焼きつけた小判形のまんじゅう。春日饅頭。忍ぶ饅頭。
かすが‐ばん【春日版】
1 平安末期から鎌倉期にかけて、奈良の興福寺で刊行された経典類。春日神社に奉献されたものが多いところからいう。 2 広く、奈良の諸寺で開板された版本の総称。
かすが‐ふじおり【春日藤織】
藤づる・大麻・苧麻(からむし)などを用い、奈良で織られた太布(たふ)。春日藤布(とうふ)。
かすが‐まい【春日舞】
春日大社で、巫女(みこ)が神前に奏する神楽舞。
かすが‐まさじ【春日政治】
[1878〜1962]国語学者。長野の生まれ。奈良女高師・九大教授。平安初期の古経典を研究、訓点語学の基礎を築く。「西大寺本金光明最勝王経古点の国語学的研究」で学士院賞。他に「仮名発達史序説」など。
かすが‐まつり【春日祭】
春日大社の祭礼。古くは陰暦2月・11月の最初の申(さる)の日行われたもので、申祭りともよばれた。現在は3月13日に行われる。賀茂(かも)・石清水(いわしみず)の祭礼とともに三勅祭の一。かすがさい...
かすが‐まんだら【春日曼荼羅】
春日神社の信仰のため、その祭神・境内などを図にした曼荼羅。宮曼荼羅・社寺曼荼羅・鹿曼荼羅などがある。鎌倉・室町時代に流行。
かすが‐みょうじん【春日明神】
⇒春日権現(ごんげん)
かすが‐やま【春日山】
奈良市東部の山。標高497メートル。若草山の南隣に位置し、ふもとに春日大社がある。→春日山原始林
かすが‐やま【春日山】
新潟県上越市にある山。標高160メートル。頂上に春日山城跡がある。