かすがやま‐げんしりん【春日山原始林】
奈良市東部の春日山にある原始林。春日大社の神山として千年以上も狩猟と伐採が禁止されてきたため、原始の姿が保持された森林が一帯に広がる。昭和30年(1955)特別天然記念物。平成10年(1998)...
かすがやま‐じょう【春日山城】
春日山にあった上杉謙信の本城。越後(えちご)守護代長尾氏歴代の本拠で、長尾景虎(ながおかげとら)(上杉謙信)が拡充整備した。のち上杉景勝の会津移封のあと入城した堀氏が慶長12年(1607)に福島...
かすがりゅうじん【春日竜神】
謡曲。五番目物。栂尾(とがのお)の明恵(みょうえ)上人が渡唐のいとまごいに春日明神に参詣すると、明神が現れて入唐を戒める。
かすがわかみや‐じんじゃ【春日若宮神社】
春日大社の南方にある摂社。祭神は天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)。12月17日の春日若宮祭(保延(ほうえん)祭)は芸能祭的色彩が濃いので有名。
しゅん‐じつ【春日】
春の日。はるび。また、春の日ざし。《季 春》「—を鉄骨のなかに見て帰る/誓子」
春日(しゅんじつ)遅遅(ちち)
《「詩経」豳風・七月から》春の日のうららかでのどかなさま。また、春の日のおだやかで暮れるのが遅いさま。《季 春》
はる‐ひ【春日】
《「はるび」とも》 [名]春の日射し。また、春の一日。《季 春》「竹の風ひねもすさわぐ—かな/犀星」 [枕]春の日が霞(かす)む意から、同音の「かす」を含む地名の「春日(かすが)」にかかる。...
はる‐ひかげ【春日影】
春の日の光。春の陽光。春陽。《季 春》
はるひ‐の【春日の】
[枕]「はるひ」に同じ。「—春日の国に」〈継体紀・歌謡〉
はるひ‐を【春日を】
[枕]「はるひ」に同じ。「—春日の山の高座の三笠の山に」〈万・三七二〉