いまち‐の‐つき【居待(ち)の月】
「居待ち月」に同じ。
いみ‐づき【忌(み)月/斎月】
心身を忌み慎むべき月。正月・5月・9月の称。→三長斎月(さんちょうさいがつ)
いも‐めいげつ【芋名月】
《里芋を供えるところから》陰暦8月15日夜の月。中秋(ちゅうしゅう)の名月。初名月。《季 秋》「雲霧や—の衣(きぬ)かつぎ/貞徳」→栗名月(くりめいげつ) →豆名月(まめめいげつ)
いろどり‐づき【色取り月】
《木の葉が色づく意から》陰暦9月の異称。
いわい‐づき【祝月/斎月】
《特に斎(い)み慎む月と考えられたところから》1月・5月・9月の称。その月の1日には、身なりを整えて祝ったり、社寺へ参ったりした。「とりわけ—、鬢付け、元結をととのへ、人交りもしたからう」〈浄・...
いん‐げつ【陰月】
陰暦4月の異称。→陽月
いん‐げつ【隠月】
琵琶(びわ)の胴の表面下部、覆手(ふくじゅ)の下に隠れている楕円形の穴。上部の半月形の穴に対し、満月ともいう。
うけづき【受け月】
伊集院静の短編小説。平成4年(1992)刊行。同年、第107回直木賞受賞。
う‐げつ【雨月】
1 名月が雨で見られないこと。雨名月。雨の月。《季 秋》「くらがりに炭火たばしる—かな/波郷」 2 陰暦5月の異称。 [補説]曲名別項。→雨月
うげつ【雨月】
謡曲。四番目物。金春禅竹(こんぱるぜんちく)作。西行が、雨と月とどちらがよいかで争う風雅な老夫婦の家に投宿した夜、和歌の徳により住吉明神があらわれる。