ほんぞうずふ【本草図譜】
江戸後期の本草書。96巻。岩崎灌園著。文政11年(1828)刊。約2000種の植物を写生・彩色し、山草・湿草・毒草などに分類したもの。
ほん‐ぷ【本譜】
五線紙に書き表した正式の楽譜。五線譜。⇔略譜。
りゃく‐ふ【略譜】
1 概略だけを記した簡単な系譜。「徳川家の—」 2 五線譜に対し、数字などで表した簡単な楽譜。⇔本譜。
れん‐ぷ【臉譜】
《「臉」は顔の意》京劇など中国古典劇の化粧法で、俳優の顔に施す隈取(くまど)り。仮面から脱化して、清朝末期に現在の様式が完成。異なった彩色により、その人物の性格を示す。けんぷ。
ろくめいかんのけいふ【鹿鳴館の系譜】
磯田光一の評論。昭和58年(1983)刊行。副題「近代日本文芸史誌」。日本の欧化の象徴としての鹿鳴館に着目しつつ、日本文化の近代化・欧化の歩みを論じる。第35回読売文学賞評論・伝記賞受賞。