どん‐じき【鈍色】
法衣(ほうえ)の一。上衣(袍(ほう))と袴(はかま)・裙(くん)と帯からなる単(ひとえ)のもの。無紋の絹で仕立て、僧綱領(そうごうえり)を立てる。鈍色の衣。
どん‐じゅう【鈍重】
[名・形動]動作や物事に対する反応がにぶくてのろいこと。また、そのさま。「—な足運び」 [派生]どんじゅうさ[名]
どん・する【鈍する】
[動サ変][文]どん・す[サ変]にぶくなる。ばかになる。「貧すれば—・する」
どん‐そく【鈍足】
走り方がおそいこと。
どん‐たい【鈍体】
鋭い刃や尖った先端をもたない物体の総称。法医学の用語。
どん‐たろう【鈍太郎】
才知のにぶい人。
どんだろう【鈍太郎】
《「どんたろう」とも》狂言。3年ぶりに帰京した鈍太郎が、妻と妾を訪ねるが入れてもらえないので当てつけに剃髪(ていはつ)すると、女たちが止めに来て発心をやめさせる。
どん‐つう【鈍痛】
にぶく重苦しい痛み。
どん‐つく【鈍付く】
1 にぶいこと。愚鈍なこと。また、その人。のろま。「この—め」 2 太神楽(だいかぐら)で、太夫(たゆう)の相手をして、こっけいな役をつとめる人。 3 「鈍付く布子(ぬのこ)」の略。
どんつく‐ぬのこ【鈍付く布子】
糸が太く節の多い木綿地で作った綿入れ。