かん‐ざん【寒山】
草木が枯れ、寒々とした冬の山。
かんざん‐じ【寒山寺】
中国江蘇省蘇州市の郊外にある寺。寒山が草庵を結んだのが起源と伝えられる。盛唐の詩人、張継の詩「楓橋夜泊」によって有名になった。
かんざん‐じっとく【寒山拾得】
寒山と拾得の二人の僧。寒山が経巻を開き、拾得がほうきを持つ図は、禅画の画題。 舞踊劇。長唄。坪内逍遥(つぼうちしょうよう)作詞、4世吉住小三郎・3世杵屋六四郎(きねやろくしろう)作曲、藤間勘...
かんざん‐ちく【寒山竹】
イネ科の植物。高さ約3メートル。枝も葉も上向きにつき、葉は細長く、先がとがる。「寒山拾得」の絵のほうきに似るのでこの名がある。中国の原産。
かんざんらくぼく【寒山落木】
正岡子規の句集。5巻。子規の死後、大正13〜15年(1924〜26)刊。明治18〜29年(1885〜96)の作品1万2700句を分類して稿本としたもの。