あまびえ
江戸時代、肥後国に現れたとされる予言獣。あまびこが変化して伝わったものとみられている。
あま‐びえ【雨冷え】
雨が降ったことにより冷えこむこと。《季 秋》「—に羽織や夜の蓑ならむ/其角」
あまびこ
予言獣の一。海から現れて疫病の流行を予言、また病難を逃れる方法を伝えたとされる。「海彦」「尼彦」などとも表記され、姿もさまざまに描かれた。
あま‐びこ【天彦】
やまびこ。こだま。一説に、天人とも。「—よ雲のまがきに言づてん恋の蛍は燃え果てぬべし」〈夫木・八〉
あま‐びこ【雨彦】
《雨後に出てくるところから》ヤスデの古名。「いなごまろ、—なむなど付けて、召し使ひ給ひける」〈堤・虫めづる姫君〉