あらき【荒木】
姓氏の一。 [補説]「荒木」姓の人物荒木寛畝(あらきかんぽ)荒木古童(あらきこどう)荒木貞夫(あらきさだお)荒木十畝(あらきじっぽ)荒木宗太郎(あらきそうたろう)荒木又右衛門(あらきまたえもん)...
あら‐き【荒城/殯】
貴人の死体を、墳墓が完成するまで仮に納めて置いたこと。また、その所。おおあらき。かりもがり。もがり。
あら‐き【荒木/粗木】
山から切り出したままの木。製材していない皮つきのままの木。
あら‐き【新墾】
新しく開墾すること。また、その土地。「湯種蒔(ま)く—の小田を求めむと足結(あゆひ)出で濡れぬこの川の瀬に」〈万・一一一〇〉
アラキ【(オランダ)arak】
ナツメヤシの樹液などを発酵・蒸留させてつくった酒。エジプトや東南アジア・インド地方で常用する。日本には江戸時代にオランダ人によって伝えられた。アラキ酒。アラック。 [補説]「阿剌吉」とも書く。
あらき‐えいきち【新木栄吉】
[1891〜1959]実業家。石川の生まれ。昭和20年(1945)日本銀行総裁に就任するが、昭和21年(1946)公職追放により辞任。追放解除後、東京電力会長・駐米大使を歴任し、昭和29年(19...
あらき‐かんぽ【荒木寛畝】
[1831〜1915]日本画家。江戸の生まれ。文晁(ぶんちょう)派、のちには洋画を学び、写実的花鳥画を得意とした。
あらき‐こどう【荒木古童】
[1823〜1908]尺八演奏家。2世。近江の生まれ。豊田古童・久松風陽に師事。普化宗廃止後の尺八界の混乱期に活躍した。琴古(きんこ)流中興の祖。現在まで5世を数える。
あらき‐さだお【荒木貞夫】
[1877〜1966]軍人。陸軍大将。東京の生まれ。精神主義的反共論で皇道派の雄となる。二・二六事件に同調し、事件後予備役(よびえき)。陸相・文相を歴任。第二次大戦後、A級戦犯として終身刑。
あらき‐じっぽ【荒木十畝】
[1872〜1944]日本画家。長崎の生まれ。寛畝(かんぽ)に学び、のち養子となる。文展・帝展で活躍した旧派系の代表的画家。代表作「寂光」。