うま‐や【駅/駅家】
律令制で、諸道の30里(約16キロ)ごとに置かれた施設。駅馬を置き、駅使に食料・人馬を供する駅長・駅子(えきし)がいた。財源として駅田が給与された。えき。→駅(えき) →駅制
うま‐や【馬屋/厩】
馬を飼っておく小屋。馬小屋。むまや。
うまやかじ【厩火事】
落語。厩の火事で馬よりも家来の身を案じた孔子の故事にならい、髪結いの女房が、亭主の愛情を試そうと、大切な瀬戸物を割る。亭主は女房の身を案じるが、それはけがをされては、自分が食い上げになるからであった。
うまや‐ごえ【厩肥】
「きゅうひ(厩肥)」に同じ。
うまや‐じ【駅路】
1 宿駅のある街道。えきろ。はゆまじ。「香島に向かふ陸(くが)の—なり」〈常陸風土記〉 2 宿場。〈日葡〉