かえ‐さ【帰さ/還さ】
《「かえるさ」の音変化「かえっさ」の促音無表記》 1 帰る時。帰る途中。「そのみわざに詣(まう)で給ひて、—に」〈伊勢・七八〉 2 帰ること。特に、賀茂の祭りの翌日、斎王(いつきのみこ)が紫野の...
かえさ・う【返さふ/反さふ】
[動ハ四]《動詞「かえ(返)す」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた語》 1 裏返して見る。「針袋取り上げ前に置き—・へばおのともおのや裏も継ぎたり」〈万・四一二九〉 2 思い返す。反省する...
かえ‐さま【返様/反様】
さかさま。反対。逆。また、裏返し。「—に縫ひたるもねたし」〈枕・九五〉
カエサラウグスタ‐げきじょう【カエサラウグスタ劇場】
《Caesaraugusta》スペイン北東部、アラゴン州の都市サラゴサにある、古代ローマ時代の劇場遺跡。カエサラウグスタはサラゴサの旧称で、ローマ皇帝アウグストゥスの時代に築かれた植民都市の一。...
カエサルの物(もの)はカエサルに
《新約聖書「マタイによる福音書」から》神への服従と国家に対する義務とは次元の違うものであって、両者をともに守ることは矛盾ではない、と説いたキリストの言葉。本来の持ち主に返せ、の意にも用いられる。