こがれ【焦がれ】
思い焦がれること。「蚊やり火は煙のみこそたちあされ下の—は我ぞわびしき」〈相模集〉
こがれ‐こう【焦がれ香】
1 染め色や織り色の名。薄紅に黄色を加えた、濃い香色。 2 襲(かさね)の色目の名。表は濃い香色、裏は紅色。
こがれ‐じに【焦がれ死に】
[名](スル) 1 恋い慕うあまり病気になって死ぬこと。「—しそうなほど思い詰める」 2 焼け死ぬこと。「皆火にいる夏の虫の如くにて、—にこそ死ににけれ」〈太平記・二五〉
こが・れる【焦がれる】
[動ラ下一][文]こが・る[ラ下二] 1 いちずに、激しく恋い慕う。切ないまでに思いを寄せる。「長年—・れた相手と結婚する」「故郷に—・れる」 2 そうなりたいと強く望む。「女優に—・れる」 3...