さっさ【佐々】
姓氏の一。 [補説]「佐々」姓の人物佐々十竹(さっさじっちく)佐々醒雪(さっさせいせつ)佐々成政(さっさなりまさ)
さっ‐さ
[副]動作のすばやいさま。ためらったり迷ったりせず、手際よく物事を行うさま。「—と歩く」「—と用事を済ませる」
さっさ‐がすり【佐々絣】
佐々成政の子孫成信が、寛政年間(1789〜1801)に尾張国丹羽郡森本村(愛知県一宮市)で、薩摩絣に似せて織り出した綿織物。
さっさ‐だて【左左立て】
数当て遊戯の一。例えば、配り手の甲が、1回につき乙に1個、あるいは丙に2個与えるという約束のもとに、あらかじめ決めておいた総数を乙丙両方に分け、丁がその分ける回数だけを聞いて、乙・丙に分けられた...
さっ‐さつ【察察】
1 細かいところまで見逃さないこと。「—の明を以て他の身の弱点を狙撃すれば」〈福沢・福翁百話〉 2 汚れのないこと。潔白。「其人の—明鏡の如くなるに於て」〈福沢・福翁百話〉
さっさ‐じっちく【佐々十竹】
[1640〜1698]江戸前期の儒学者。讃岐の人。名は宗淳。水戸藩に登用されて、「大日本史」編纂(へんさん)のため全国に史料探訪した。彰考館総裁。
さっさ‐せいせつ【佐々醒雪】
[1872〜1917]国文学者・俳人。京都の生まれ。本名、政一(まさかず)。近世俳諧・歌謡の研究者。また、俳句結社「筑波会」同人として作句。著「連俳小史」「俗曲評釈」「修辞法講話」など。
さっさ‐なりまさ【佐々成政】
[?〜1588]安土桃山時代の武将。尾張の人。はじめ織田信長に仕え、本能寺の変後、小牧・長久手の戦で豊臣秀吉に対抗。のち秀吉に仕え、肥後の熊本城主となったが、失政をとがめられて切腹。