した‐ない【下内】
表ざたにしないこと。内密。「どうぞ、皆が沙汰なしに—で」〈浄・廿四孝〉
した‐なが【舌長】
[名・形動ナリ]言葉が過ぎること。偉そうに物を言うこと。また、そのさま。「お口が広いといふも—な事」〈浮・織留・四〉
したなが‐あぶみ【舌長鐙】
足を置く部分である舌の長い鐙。⇔舌短鐙(したみじかあぶみ)。
した‐なが・し【舌長し】
[形ク]言い過ぎである。言い方が生意気である。「黙れさ。検非違使勝舟が麁相(そさう)とは—・し」〈浄・用明天王〉
した‐なき【下泣き】
《「した」は心の意》心の中で泣くこと。忍び泣き。「下問ひに我が問ふ妹(いも)を—に我が泣く妻を今夜(こぞ)こそは安く肌触れ」〈記・下・歌謡〉