しのぶ【忍】
1 シノブ科の多年生のシダ。山中の岩や樹木に着生。根茎は褐色の鱗片(りんぺん)を密にかぶり、葉身は三角形で細かく裂ける。江戸時代から根や茎を丸めて釣り忍として観賞用にする。しのぶぐさ。《季 夏》...
しのぶ【信夫】
福島県北方にあった旧郡名。現在は福島市の一部。上代、今の伊達(だて)郡とともに信夫国を形成していた。
しの・ぶ【忍ぶ】
《上代は上二段活用。平安時代になって「偲(しの)ぶ」と混同し、四段にも活用》 [動バ五(四)] 1 つらいことをがまんする。じっとこらえる。耐える。「恥を—・んで申し上げます」「不便を—・ぶ」...
しの・ぶ【偲ぶ】
《上代は「しのふ」で、ハ行四段活用。平安時代になって、「忍ぶ」(本来は上二段活用)と混同して「しのぶ」となり、上二段にも活用》 [動バ五(四)] 1 過ぎ去った物事や遠く離れている人・所などを...
しのぶ‐いし【忍ぶ石】
擬化石の一。石灰岩・頁岩(けつがん)などの割れ目に二酸化マンガンなどの樹枝状結晶が付着して、シダ類の化石のように見えるもの。模樹石(もじゅいし)。