がい【咳】
[音]ガイ(呉) [訓]せき せく しわぶき 〈ガイ〉せき。せきをする。「咳嗽(がいそう)/謦咳(けいがい)・鎮咳・労咳」 〈せき(ぜき)〉「空咳(からぜき)・百日咳」
せき【咳】
《「堰」と同語源》のど・気管の粘膜が刺激されたとき、反射的に呼吸を止め、短く強く吐き出す息。また、その音。しわぶき。《季 冬》「—をする母を見あげてゐる子かな/汀女」
けい‐がい【謦咳/謦欬】
せきばらい。しわぶき。また、人が笑ったり話したりすること。
こわ‐づくり【声作り】
[名](スル) 1 わざと声を作って言うこと。こわづくろい。「—して話す」 2 せきばらい。しわぶき。こわづくろい。「御殿ごもりなどする程に、うち—して、孫王の君はここにかと宣へば」〈宇津保・国譲上〉
がい‐そう【咳嗽】
[名](スル)せき。しわぶき。「一歩一歩に喘(あえ)ぎ、—す」〈蘆花・自然と人生〉