たい‐ぎゃく【大逆】
《「だいぎゃく」とも》人の道にそむく最も悪質な行為。君主や親を殺す類。
たいぎゃく‐ざい【大逆罪】
天皇・太皇太后・皇太后・皇后・皇太子・皇太孫に対して危害を加え、または加えようとすることによって成立した罪。犯した者は死刑に処せられることになっていた。昭和22年(1947)の刑法改正で廃止。
たいぎゃく‐じけん【大逆事件】
明治43年(1910)多数の社会主義者・無政府主義者が明治天皇の暗殺計画容疑で検挙された事件。大逆罪の名のもとに24名に死刑が宣告され、翌年1月、幸徳秋水ら12名が処刑された。幸徳事件。
たいぎゃく‐むどう【大逆無道】
はなはだしく人の道に背き、道理を無視すること。また、その行為。