つき‐の‐いきな【調伊企儺】
[?〜562]古代の武将。百済からの渡来人の子孫。欽明天皇の時、新羅(しらぎ)との戦いで捕らえられ、新羅王をののしって殺されたという。
つき‐の‐いでしお【月の出潮】
月が出るとともに満ちてくる潮。つきのでしお。「和歌の浦に—のさすままに夜なく鶴の声ぞかなしき」〈新古今・雑上〉
つき‐の‐いり【月の入り】
月が西に沈むこと。また、その時刻。⇔月の出。
つき‐の‐いろびと【月の色人】
月の美しいのを美人にたとえていう語。「その名も—は、三五夜中の空にまた満願真如の影となり」〈謡・羽衣〉
つきのうたげ【月の宴】
佐多稲子の随筆。また、同作を表題作とする随筆集。昭和60年(1985)刊。同年、第37回読売文学賞受賞。