とも‐え【巴/鞆絵】
《鞆(とも)に形が似ているところからという》 1 湧き出した水がうずを巻いて外へめぐるような形・模様。 2 物が円形を描くように回るようす。「三者が—となって戦う」 3 紋所の名。1を図案化した...
ともえ【巴】
謡曲。二番目物。平家物語などに取材。武者姿で現れた木曽義仲の愛妾巴御前の霊が、義仲とともに討ち死にできなかった無念を語る。
ともえ‐が【巴蛾】
ヤガ科の昆虫。翅(はね)の開張約6.5センチ。翅は褐色で、前翅に巴形の大きな紋がある。灯火にも来るが、昼間、林の中を飛ぶ。幼虫はネムノキの葉を食べる。
ともえ‐がも【巴鴨】
カモ科の鳥。全長約40センチ。雄の顔に緑色と黄色の巴形の斑紋がある。東シベリアで繁殖、日本では冬鳥。あじがも。あじ。
ともえ‐がわら【巴瓦】
軒丸瓦(のきまるがわら)のこと。多く先端に巴紋をつけたのでいい、巴1にちなんで火防のまじないとした。