とも‐かがみ【共鏡/友鏡】
1 「合わせ鏡」に同じ。 2 二つのものを照らし合わせること。「黒髪と雪との中のうき見れば—をもつらしとぞ思ふ」〈後撰・冬〉
ともかがみ【友鏡】
江戸後期の語学書。1巻。東条義門著。文政6年(1823)刊。本居宣長の「てにをは紐鏡(ひもかがみ)」を補訂したもので、係り結びの法則を活用によって整理し、図表に示す。てにをは友鏡。
とも‐かく
[副] 1 とにかく。ともかくも。「うまくいくかどうか、—やってみよう」 2 (「…はともかく」の形で)…は別として。…はさておき。「交通の便は—、閑静でいい」 [補説]「兎も角」とも当てて書く。
とも‐かくも
[副] 1 とにかく。ともかく。「—無事でよかった」「家具は—、家は早く決めたい」 2 どのようにでも。なんとでも。「仰せごとに従ひてなむ、異ざまの事は—思ひ定むべき」〈源・行幸〉
とも‐かせぎ【共稼ぎ】
[名](スル) 1 ともに働いてそれぞれかせぐこと。「千両役者もとったりもなくてかなわぬ—」〈蘆花・思出の記〉 2 夫婦がそろって勤めに出て生計を立てること。共働き。「子供ができるまで—する」