な‐つ・く【懐く】
[動カ五(四)]《馴れ付く意。「なづく」とも》慣れ親しむ。慣れて付き従う。「人によく—・く鳥」「人見知りでなかなか—・かない」 [動カ下二]「なつける」の文語形。
なつ‐くいな【夏水鶏】
ヒクイナの別名。夏に渡来するのでいう。
なつ‐くさ【夏草】
夏に生い茂る草。《季 夏》「—や兵(つはもの)どもが夢の跡/芭蕉」 [補説]書名別項。→夏草
なつくさ【夏草】
日本の俳句雑誌。昭和5年(1930)、宮野小提灯らが山口青邨を主宰に迎えて盛岡で創刊。同人に斎藤夏風、黒田杏子(ももこ)など。平成13年(2001)終刊。
なつくさ‐の【夏草の】
[枕] 1 夏草の生い茂る野の意から、「野」を含む地名「野島」に掛かる。「—野島が崎に舟近付きぬ」〈新拾遺・羇旅〉 2 夏草が日に照らされてしなえる意から、「思ひ萎(しな)ゆ」に掛かる。「—思ひ...