のう【悩〔惱〕】
[常用漢字] [音]ノウ(ナウ)(呉) [訓]なやむ なやます 1 思いわずらう。なやむ。なやみ。なやます。「悩殺・悩乱/懊悩(おうのう)・苦悩・煩悩(ぼんのう)」 2 病気。「御悩」
のう【納】
[音]ノウ(ナフ)(呉) ナッ(慣) ナ(慣) ナン(慣) トウ(タフ)(慣) [訓]おさめる おさまる いれる [学習漢字]6年 〈ノウ〉 1 役所などにおさめ入れる。献上する。「納税・納入...
のう【能】
[音]ノウ(呉) [訓]あたう よく よくする [学習漢字]5年 1 物事をなしうるだけの力がある。できる。「能力/可能・全能・万能・不能・不可能」 2 物事を成し遂げる力。はたらき。「官能・機...
のう【脳〔腦〕】
[音]ノウ(ナウ)(呉) [学習漢字]6年 1 頭蓋骨に包まれている柔らかい組織。「脳死・脳漿(のうしょう)・脳髄・脳膜・脳溢血(のういっけつ)/間脳・小脳・大脳」 2 頭。頭の働き。「脳天・脳...
のう【農】
[音]ノウ(呉) [学習漢字]3年 1 土地を耕して作物を作ること。「農園・農家・農学・農業・農具・農耕・農作・農村・農民/営農・帰農・酪農・半農半漁」 2 農民。「篤農・貧農・富農・自作農」 ...
のう【能】
1⇒のうりょく(能力),さいのう(才能)人の上に立つ能がないHe has no ability to lead others.あてがわれた仕事をするよりほかに能のない男だったHe could o...
のう【脳】
1〔脳髄〕the brain脳の働きcerebral activity2〔頭脳〕the brains ⇒ずのう(頭脳)脳を使う仕事brainwork脳圧brain pressure脳溢血いっけつ...
のう【脳】
brain
のういっけつ【脳溢血】
cerebral hemorrhage
のうえん【濃艶】
濃艶な 〔魅惑的な〕alluring;〔肉感的な〕voluptuous, glamorous
のう【脳】
[共通する意味] ★中枢神経のうち脊髄(せきずい)を除いた部分。頭蓋骨(ずがいこつ)の中にあり、大脳・間脳・中脳・小脳・後脳・延髄に分けられる。[英] brain[使い分け]【1】「脳」「脳味噌...
のうえん【農園】
[共通する意味] ★田や畑など農作物を作るために耕した土地。[英] farmland[使い方]〔農地〕▽宅地に変更される農地が多い▽農地改革〔耕地〕▽耕地に適した土地▽耕地整理〔田畑〕(たはた)...
のうか【農家】
[意味] 農業で生計を立てている家。また、その家屋をいう。[英] a farmhouse[使い方]〔農家〕▽農家の出▽わらぶき屋根の農家
のうきぐ【農機具】
[共通する意味] ★農作業に用いる器具。[英] a farm implement[使い方]〔農機具〕▽農機具の展示会〔農具〕▽昔ながらの農具を使う〔耕具〕▽近世のいろいろな耕具を展示する[使い分...
のうぎょう【農業】
[共通する意味] ★作物を栽培したり、家畜を飼育したりして、それをそのまま、あるいは加工して利用する活動。また、その関連産業。[英] agriculture[使い方]〔農業〕▽農業を奨励する▽実...
「脳神経」は3つに分類される
脳からは12対の脳神経が出ています。いずれも、脳とからだの各部位とを結んでいる末梢神経で、各神経は第1群~3群に分類されます。 第1群~3群の神経には、Ⅰ嗅神経、Ⅱ視神経、Ⅲ動眼神経、Ⅳ滑車神経、Ⅴ三叉神経、Ⅵ外転神経、Ⅶ顔面神経Ⅷ内耳神経、Ⅸ舌咽神経、Ⅹ迷走神経、XI副神経、XII舌下神経のように、神経と脳が接続されている部位によって、頭部から尾部の順に番号がつけられています。 このうち嗅神経と視神経、内耳神経は、受け取った情報を脳に伝える"求心性神経"のみで、動眼神経、滑車神経、外転神経、舌下神経は、"遠心性神経"のみですが、そのほかの5種の神経は、求心性神経と脳からの指令を各器官に送る"遠心性神経"が混在しています。
脳のしくみとはたらき
脳の重さは体重の約2%。成人で1200~1600gにもなります。全身からのあらゆる情報を受け、心身をコントロールするのが脳の役目です。 脳は、大脳、小脳、脳幹という3つの部位から成り立っています。そのなかでもっとも大きいのは、名前のとおり大脳で、脳全体の約8割を占めています。 大脳の表面は大脳皮質、内部は脳髄質という構造になっています。大脳には、ニューロンと呼ばれる多くの神経細胞があり、ここに全身からさまざまな情報が送られてきます。 大脳の下部、後頭部にある楕円形をした器官が小脳、大脳と小脳を除いた部分が脳幹です。 脳幹には「運動神経」「感覚神経」の神経線維が通り、中脳、橋、延髄の3つの器官で構成されています。 生命維持の中枢器官として全身のあらゆる情報をコントロールする脳は、硬い頭蓋骨とその内側にある3層の膜(髄膜)により、外部などからの刺激で損傷を受けないよう、しっかりと守られています。 髄膜の層は、外側(頭蓋骨の内側)の「硬膜」、中層にある「くも膜」、脳を覆う軟らかい膜「軟膜」で形成されています。さらに、くも膜と軟膜の間には"くも膜下腔"と呼ばれる部位があり、外部衝撃を吸収したり、脳への栄養を補給したりする"髄液"で満たされています。 大脳には、2つの異なったはたらきをする部位-新皮質と旧・古皮質があります。これらは、胎児から成人になるまで、旧皮質→古皮質→新皮質の順に成長していきます。 新皮質は、運動や感覚機能のほか、知的活動(理論的思考、判断力、言語能力)と複雑な感情(喜び、悲しみ)を営む部位で、霊長類ではよく発達しています。 旧・古皮質は、海馬、帯状回廊などが大脳辺縁系を構成し、本能的な欲求(食欲、性欲)、原始的感情(恐怖、怒り)、記憶の形成を営みます。
脳の病気の仕組み(脳梗塞・脳卒中・脳血栓症)
脳は全血液の約15%にも及ぶ大量の血液を必要とします。脳の血管が詰まって血流がとどこおったり、血管が破裂して出血するなどのトラブルが生じると、その部分の脳細胞は破壊され、意識障害や麻痺など、さまざまな症状が突然現れる「脳卒中」が引き起こされます。 脳は硬膜、くも膜、軟膜の3つの膜に覆われています。これらの膜と膜の間で出血がおきたり、俗にいう脳ミソ(脳実質)のなかでおきた出血を総称して「頭蓋内出血」といいます。頭蓋内出血は"外傷性"と"非外傷性"に分けられます。 頭蓋内出血に陥ると、突然からだの左右いずれかに運動麻痺や感覚麻痺が生じ、多くの場合は意識障害を伴います。症状が進行性の場合には、大量の出血があり、脳のヘルニアをおこして呼吸停止に至ります。図は、くも膜の下で出血した(くも膜下出血)脳の底面の様子です。 脳の血管が著しく狭くなったり、詰まるなどして血流がとどこおり、とどこおった先の脳細胞が壊死した状態を「脳梗塞」といいます。脳梗塞には、「脳血栓症」と「脳塞栓症」の2つのタイプがあります。 脳梗塞は前兆なしに突然おこることもありますが、前兆があるケースも少なくありません。「片方の手足がしびれる」、「急に手の力が抜けてものを落としてしまう」、「めまいでまっすぐに歩けない」、「ろれつが回らない」、「人の話をよく理解できない」、「文字が思うように書けない」、「一時的に物が見えにくくなる」などは、脳梗塞の前兆でおこることがあります。 動脈硬化により脳に血栓ができ、脳の血管が詰まったもの 心臓など脳以外の部位でできた"血栓"が流れてきて、脳の血管を詰まらせたもの