はうくず‐の【這ふ葛の】
[枕]葛のつるが長く伸び分かれ、末にあうところから、「いや遠長く」「絶えず」「後もあふ」にかかる。「—いや遠長く万代(よろづよ)に」〈万・四二三〉 「—絶えず偲(しの)はむ大君の」〈万・四五〇九〉
はうつた‐の【這ふ蔦の】
[枕]蔦の先があちこちに分かれて伸びるところから、「おのがむきむき」「別る」にかかる。「—別れし来れば肝向かふ心を痛み」〈万・一三五〉
は‐ふ【破風/搏風】
切妻(きりづま)造りや入母屋(いりもや)造りの妻側にある三角形の部分。また、その斜め部分に打ち付けた板。形や位置によって、入母屋破風・唐破風・千鳥破風・切妻破風などがある。破風板。
は‐ふ【羽布】
軽飛行機の翼や胴体に張る、軽くて丈夫な布。亜麻・苧麻(ちょま)・木綿を用いる。
は‐ふ【覇府】
1 覇者が政治を行う所。 2 幕府。