あだし【他し/異し】
[語素]《「あたし」とも》名詞の上に付いて、他の、よその、違っている、の意を表す。「逢ひがたき君に逢へる夜ほととぎす—時ゆは今こそ鳴かめ」〈万・一九四七〉 [補説]一説に、シク活用形容詞ともされ...
あだし【徒し/空し】
[語素]名詞の上に付いて、むなしい、実(じつ)がない、変わりやすい、の意を表す。「—情けの世を頼み」〈浄・冥途の飛脚〉 [補説]一説にシク活用形容詞ともされるが、「あだしく」「あだしき」などの確...
あやう・い【危うい】
[形][文]あやふ・し[ク] 1 危険が迫っている。あぶない。「—・いところを助かった」 →危ない[用法] 2 気掛かりである。心もとない。不安だ。「世のうけひくまじきことなれば、中々—・くおぼ...
あわ・い【淡い】
[形][文]あは・し[ク] 1 色や味などが際立たず、薄い。「—・い水色」「—・い味付け」⇔濃い。 2 形や光などがぼんやりしている。かすかである。「—・く雲がかかる」「—・い冬の日差し」 3 ...
いか・し【厳し】
[形ク]⇒いか(厳)い
[形シク]盛んなさま。また、りっぱなさま。「八束穂(やつかほ)の—・し穂に」〈祝詞・祈年祭〉 [補説]確実な用例が、上記のほか「厳し矛(ほこ)」「厳し御世(みよ)」の...