けずり【削り】
削ること。また、削ったもの。「荒—」「柱の—も滑らかになる」〈田口・日本開化小史〉
けずり‐おと・す【削り落(と)す】
[動サ五(四)]削って取り除く。「木材の角を—・す」
けずり‐かけ【削り掛け】
ヤナギやニワトコなど色の白い木の肌を薄く細長く削り垂らしたもの。紙が普及する以前は御幣(ごへい)として用いられた。削り花。《季 新年》「正月も影はやさびし—/蓼太」
けずりかけ‐の‐しんじ【削り掛けの神事】
京都祇園(ぎおん)の八坂神社で、大晦日(おおみそか)から元旦にかけて行われる神事。神木からつくった6本の削り掛けを焼き、煙の方向で豊凶を占う。参詣人はその火を火縄に移して持ち帰り、雑煮を煮る。→...
けずり‐ぎわ【削り際】
犬追物(いぬおうもの)をする馬場の囲い。