とっ‐さ【咄嗟】
ごくわずかな時間。「—の判断」「—の行動」
とっさ‐に【咄嗟に】
[副]その瞬間に。たちどころに。「—ブレーキをふむ」
とつ【咄】
[感]《舌打ちの音から》 1 激しくしかるときに発する語。ちょっ。「—、国賊」〈木下尚江・良人の自白〉 2 事の意外さに驚き怪しむときに発する語。
とつ【咄】
[音]トツ(漢) [訓]はなし 〈トツ〉舌打ちする音。「咄嗟(とっさ)・咄咄」 〈はなし(ばなし)〉落とし話。「咄家(はなしか)/小咄・三題咄」
とつ‐とつ【咄咄】
《「とつ」を重ねていう語》 [副]驚いたりくやしがったりするさま。またそのために舌打ちをしたり声を発したりするさま。「—、何等の悲痛なる話ぞや」〈独歩・欺かざるの記〉 [形動タリ]に同じ。...