か‐ひ【下婢】
召使いの女。下女。はしため。
かん‐ぬひ【官奴婢】
⇒公奴婢(くぬひ)
く‐ぬひ【公奴婢】
律令時代、個人所有の私奴婢に対して、官有の奴婢をいう。宮内省の官奴司(かんぬし)の管轄下で、労役に従事した。66歳以上は官戸(かんこ)、76歳以上は良民とされた。官奴婢(かんぬひ)。
し‐ぬひ【私奴婢】
律令制で、官有の公奴婢(くぬひ)に対して、私有の奴婢のこと。売買・譲渡の対象となり財物視されて、所有者の労働力となった。
しんがく‐の‐ひ【神学の婢】
《(ラテン)ancilla theologiae》スコラ学の用語。哲学は女主人に仕える婢(はしため)のように、神学に隷属するものでなければならないということ。