偃鼠(えんそ)河(かわ)に飲(の)むも満腹(まんぷく)に過(す)ぎず
《「荘子」逍遥遊から》もぐらが川で水を飲んだとて、腹がいっぱいになればもう飲めない。人はそれぞれ定まった分に応じて安んずるのがよいというたとえ。
かん‐てき【閑適】
[名・形動]心静かにたのしむこと。静かに心を安んずること。また、そのさま。「人心の優悠—なるを」〈逍遥・小説神髄〉
こん‐やく【困厄】
苦しむこと。困難。難儀。「叔母が心を和げて共に—に安んずる事が出来たら」〈二葉亭・浮雲〉
しょう‐あん【小安/少安】
1 少し安らかなこと。しばらく安心であること。「—を得る」 2 小成に満足して大志のないこと。「—に安んずる」
しょう‐せい【小成】
わずかばかりの成功。小事を成しとげること。「—に安んずる」