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辞書
こせ【巨勢】
奈良県御所(ごせ)市古瀬付近の古地名。古代の巨勢氏の本拠地と伝えられる。
姓氏の一。 [補説]「巨勢」姓の人物巨勢金岡(こせのかなおか)
こせ‐じ【巨勢路】
巨勢に通じる道。
こせ‐の【巨勢野】
奈良県御所(ごせ)市古瀬付近の野。巨勢山(こせやま)の西麓(せいろく)にあたる。[歌枕]
こせ‐は【巨勢派】
巨勢金岡(こせのかなおか)に始まる画家の家系。代々宮廷の絵所の中心的位置を占め、大和絵の発展に重要な役割を果たした。鎌倉時代以降は奈良興福寺に赴き、絵仏師として室町時代まで活躍。
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こせ‐の‐かなおか【巨勢金岡】
平安初期の宮廷画家。巨勢派の始祖。唐絵(からえ)を描く一方、和様の風景画・風俗画を制作。その画風は「新様」とよばれ、大和絵成立にかかわった最初の画家とされるが、作品は現存しない。生没年未詳。