あくがら・す【憧らす】
[動サ四] 1 落ち着きを失わせる。心を浮き立たせる。「心をそらに—・して」〈夜の寝覚・四〉 2 さまよわせる。「煩はしげに思ひまつはす気色(けしき)見えましかば、かくも—・さざらまし」〈源・帚木〉
あくが・る【憧る】
[動ラ下二]「あくがれる」の文語形。
あくがれ‐あり・く【憧れ歩く】
[動カ四]何かに心をひかれ、家を出てさまよう。浮かれまわる。「かかる空のけしきにより、風のさきに—・き給ふもあはれに見ゆ」〈源・野分〉
あくが・れる【憧れる】
[動ラ下一][文]あくが・る[ラ下二]《本来は、あるべき所から離れる意》 1 いる所を離れてふらふらさまよう。「自分の魂が—・れ出して、…水の面を高く低く、揺られて行く」〈谷崎・細雪〉 2 物事...
あこが・る【憧る/憬る】
[動ラ下二]「あこがれる」の文語形。